俺は結局、なかなか商業との折り合いがつかず、この齢になってもフラフラしてて、プロとはいえんなとも思う。プロとアマの違いは、恋愛と売春くらい違う。アマは映画が撮れれば死んでもいいと思わねば、その情熱は結実しない。かたやプロは、この体で客をメロメロにし、マンサツはたいてでも抱いてみたいと思わせてこそ、プロフェッショナルな仕事と言える。

  しかし俺が、言いたいのは、この二つの情熱は表裏一体で、同じ事なのだ。俺はまた新作を撮るが、間違いなく恋愛と売春の二つの精神を守る。どちらに偏る=譲る事なく。俺と、俺の映画とのズルイ駆け引きが始まる。

03.7 園 子温